肉眼でも症状が出るか切り分ける
照明キューを一定に保ち、現場の目視と短い収録映像を比較します。肉眼でも灯体の出力が飛んだり途切れたりする場合は、制御信号と灯体の状態を先に点検します。映像にだけ出る場合は、カメラの露光条件とLEDの駆動方式を調べます。原因が残るときは、ほかの光源やLEDスクリーンも一つずつ切り分けます。
PWM(パルス幅変調)は、1周期のうちLEDを点灯する時間の割合で出力を調整します。撮像素子の読み出し方式と点灯周期の組み合わせによって、フレームごとに明るさが変わったり、画面内に縞が出たりします。
本番のフレームレートとシャッター速度で試す
本番カメラを使い、予定するフレームレートと露光条件を固定します。白の定常点灯、彩度の高い色、低い調光レベルを数秒ずつ収録し、続けて実際に使うフェードやエフェクトを確認します。スローモーションを使う場合は、その撮影モードでも試します。
灯体でLED駆動周波数や撮影用モードを設定できる場合は、項目を一つずつ変更して映像を比較します。縞が残る場合は撮影担当者とシャッター速度を調整します。縞の改善と同時に露出やモーションブラーも変わるため、一律の設定値で判断せず、撮影結果を確認します。
低い調光レベルでのフェードと機種間の差を確認する
白色のフル出力だけでは、低出力や特定の色チャンネルで出る症状を見落とすことがあります。同じ画角に入る全機種で実際のフェードを比較し、ファームウェア、灯体モード、周波数、色、調光レベル、カメラ、シャッター設定を記録します。
レンタル機材を比較する際は、選択できるLED駆動周波数と、変更による調光特性への影響を説明書で確認します。撮影結果が重要な案件では、発注前に実機と本番カメラの組み合わせでテストします。
演出用ストロボは定常点灯と別に試す
基準となる撮影ではストロボチャンネルをオフにします。意図的な発光は本番キューで別に収録します。定常点灯で問題がなくても、ストロボの発光はフレームごとに異なる写り方をする場合があります。採用した設定と確認映像をチームで共有します。